会計freeeは初めて見る用語が多いと思います。
まず初めにわかりにくいのは、決済の「未決済」と「完了」です。
この言葉は簿記では学ばないですよね。
それぞれがどんな意味か説明します。
freeeの決済を理解する5つのポイント
決済が「完了」の状態とは?
これは、お金の支払や売上の回収がすでに完了している取引のことです。
つまり、お金のやり取りが終わっている状態です。
例えば、「経費を現金で支払った場合」や「売上を現金で受け取った場合」です。
決済完了の登録手順
取引一覧やファイルボックスで登録するときに使うことが多いです。
例えば、現金で支払った場合の登録の手順は、
決済で「完了」を選ぶと、右に口座の内容が出てきます。
その口座にある「現金」を選びます。
「未決済」とは?
こちらは、まだ支払や売上の回収が完了していない取引のこと。
例えば、
買い物でカード払いした時は、お金の支払いは後日になるので、支出の未決済です。
カードで売上げた場合、後日にお金を受け取るので、収入の未決済となります。
簿記用語で未決済とは「掛け」取引のこと
簿記用語で難しくなるのですが、未決済とは「掛け」取引のことです。
支出の場合、
- 「仕入の未決済→買掛金」
- 「経費未決済→未払金」
- 「給料未決済→未払費用」となります。
会計freeeの未決済が良いと思うのは、
上記にある掛け取引の勘定科目が「未決済」ですむことです。
収入の場合、「売上→売掛金」です。
取引が未決済の登録手順会計処理したデータの確認
未決済の収入の例
2024年4月18日にテイクアウトで商品がクレジットカードで売れた場合を考えてみます。
クレジットカードで売れた場合、後日に売り上げの回収になりますので、
未決済収入となります。
- ①収支から収入をクリック
- ②決済から「未決済」をクリック
- ③発生日を登録する
- ④勘定科目から「売上高」を選ぶ
- ⑤金額を登録する
- ⑥収入を登録 をクリックする
取引を登録すると「仕訳プレビュー」で仕訳を確認することができます。
未決済で取引を登録したあと
未決済で取引を登録した後は、取引の一覧に会計処理されたデータが表示されます。
日付の横にあるマークが時計のマークであれば、未決済取引ということになります。
一方で、チェックマーク(☑️)なら、完了した取引です。
未決済取引のまとめ
会計freeeの「未決済」と「完了」は取引の金銭的状態を表す重要な用語です。
重要なポイント:
- 「完了」: 金銭の支払いまたは受け取りが完了
- 「未決済」: 支払いや収入がまだ完了していない取引
- 取引の確認: 未決済取引は時計のマークで表示される